本工法の特徴は、泥濃式推進工法特有である長距離推進、曲線推進に加え、小立坑での発進・到達及び既設人孔からの掘進機回収が可能となりました。
既設人孔からの回収の際、上部マンホール蓋あるいは斜壁等を取り壊す事なくФ600mmの開口部より掘進機を撤去する事が出来ます。これは掘進機本体及び各機構が一部を除き全て機内から解体出来る構造となった為です。
また、従来工法では施工できなかった管呼び径1/3以上の玉石径に対応出来、一軸圧縮強度300N/mm2以下で、管呼び径の100%の玉石径に対応し、さらに一軸圧縮強度40N/mm2以下の軟岩層にも対応可能となりました。
従来の泥濃式推進工法の優れた特性を損なう事無く新たな技術を取り入れより経済的な推進施工を実現しました。